導入事例:5株式会社松本現色様

大物ライン

工場新設までの経緯・・・昭和39年に創業以来、溶剤塗装ライン・粉体塗装ラインを導入しておられましたが、工場が狭くなり、設備が老巧化するに伴い平成18年11月に新工場を建設し、新しい粉体塗装設備を導入されました。

会社概要

所在地
大阪府堺市堺区築港八幡町1-52
資本金
1000万円
創業
昭和39年10月
社員
35名
敷地
2,480坪
生産品目
塗装品目例
・ガードレール
・メッシュフェンス
・アルミフェンス
・ガードパイプ
・ほか

設備の概要 / 大物ライン

コンベヤーラインをシンプルなオーバル形状とし、コーナー部のRを大きくとる事により長尺ワークの処理を可能にしました。 処理の工程は①前処理装置→②水切り乾燥炉→③第1塗装室→④第2塗装室→⑤焼付乾燥炉→⑥冷却装置→⑦ワニス含浸装置となっております。

装置の型式

  • コンベヤ-装置の型式:4インチリベットレス
    *全長約250m *速度2.5m/min
    *最大ワ-ク重量250Kg/ハンガ-
    *吊下げピッチ0.2m(全1,250ハンガ-)
  • 前処理装置の型式 :スプレ-式(燐酸亜鉛)
    ①予備脱脂→②脱脂→③水洗1→④水洗2→⑤表調→⑥化成→⑦湯洗1→⑧湯洗2
  • 水切乾燥炉の型式:熱風循環平型炉 (W3m×H5m×L20m)
    *炉内温度-水切120℃、空焼200℃ *バ-ナ型式=ダクトバ-ナ- *発熱量=700,000 Kcal/hr
  • 第1、第2塗装室の型式:粉体塗装装置
    *自動インナーブース
    *自動レシプロケ-タ-
  • 焼付乾燥炉の型式:山型熱風循環炉(W2.5m×H5.5m×L28m)
    *炉内温度230℃
    *バ-ナ型式=ダクトバ-ナ- *発熱量=1,200,000 Kcal/hr
  • 冷却装置の型式:ミストスプレー式(W2m×H4.5m×L5m)
  • ワニス含浸装置の型式:浸漬槽昇降式
    *ワニス槽(W2m×D0.3m×H2m) *含浸室(W2m×D4m×L5m)

工場新設・新設備導入のメリット

量産規格外の大物塗装の粉体塗装が可能となりました

今回の新設備導入によって、塗装事業業界の悩みの一つである量産規格外の大物(最大12mまでの長尺物の粉体塗装)が可能になりました。また、粉体塗装設備を導入し、様々なメリット(高品質・低公害性・省資源等)を得ることに成功し、更に安全な職場環境つくりが出来るようになりました。